
薬食同源
麹は人の身体によいと言われていますが
活用方法がいまいちわからずに活用出来てない。。ということを
言われることがあります。
腸内細菌の善玉菌を増やす働きがあるといわれている麹。
パンの発酵だけではなく、料理にも入れることで
深みのあるしみじみした味わいになります。
麹とは・・
稲の穂についた
黒い玉=稲霊(いなだま)をとって培養すると
稲麹が出来ます。
麹菌・・・カビの一種で、糸のような菌糸を作るので『糸状菌』ともいう。
麹の語源・・・ 昔、蒸した米にカビが生えることを『加無太知』『加牟多知』と呼んでいた。
日本の発酵食品には麹が使われています。
麹は、蒸した穀物(米・麦・大豆など)に麹菌というカビの胞子を植えて、35℃くらいで培養することで出来上がります。
―麹を使って出来る食品―
日本酒、焼酎、味噌、醤油、みりん、米酢甘麹、塩麹
ー世界の麹ー
麹菌はカビの仲間なので、湿気の多いアジアに
のみ存在します。
・日本 ・・・麹 コウジカビ (日本独自の製法)
・中国 ・・・チェイ
・台湾 ・・・カ
・朝鮮半島 ・・・ゴッジャ
・タイ ・・・ルクパン
・フィリピン・・・ブボット クモノスカビ
・ネパール ・・・ムルチャ
・インドネシア
・マレーシア ・・・ラギー
・ベトナム
*麹の生産する酵素
麹菌が繁殖している麹は、100種類以上の酵素を含む酵素の塊です。
-麹に含まれる酵素―
プロテアーゼ・・・タンパク質を旨味成分のアミノ酸に分解。
これらの酵素により、食べ物が消化吸収
しやすい状態になります。
アミラーゼ ・・・デンプンを甘みとなるブドウ糖に分解。
アスペランチン・・・繊維と脂肪を分解。
麹を摂って腸を元気にしましょう!
*腸内バランスについて
腸内では善玉菌と悪玉菌が常に勢力争いをしており、善玉菌を増やすことが、健康にはとても重要です。
麹は善玉菌を増やし、腸内環境を良好にします。
☆セロトニン・・・脳の中の神経伝達物質であり、腸で70%作られている。
不足するとうつ状態になることもある。腸内バランスが良くなると満たされる。
☆常在菌・・・人間の体の内外の表面(腸・皮膚など)にいる菌で、体を守ってくれている。
善玉菌・日和見菌・悪玉菌は常在菌の一種。
☆絨毛 ・・・腸の中にある突起。ここから食べ物の栄養を吸収し、血液が作られる。